自然災害は、地球表層システムのエネルギー放出の極端な表現であると同時に、人類文明が直面しなければならない生存上の課題でもあります。本授業では「災害意識」を醸成し、我が国が自然災害多発地域であるという基本的な国情を理解するとともに、「防災・減災・救済の統合的方針」を確立することを目指します。「予防を最優先とし、防災・減災・救済を統合的に推進する」という総合的災害対策の核心方針を確立します。
図:震源と震央の関係図 —— 地球内部の岩盤が破壊されて振動が発生する場所を震源といいます。
核心的な科学的定義
- 自然災害:自然的原因によって引き起こされ、人間の生命・財産および生存環境に被害を与える事象。
- 気象災害:分布範囲が最も広く、発生頻度も最も高いもので、洪水、干ばつ、台風などを含む。
- 地理的分布の法則:我が国は世界2大地震帯(環太平洋地震帯とユーラシア地震帯)にまたがっており、世界で地震災害が最も深刻な国の一国です。
現代の防災における論理の再構築
受動的な救援から災害救援と救助体系への転換です。『工学的措置』(例:防災用水庫、雨水ガーデン)と『非工学的措置』(例:地震早期警報システム、法制度整備)を組み合わせることで、堅固な生存の防御線を構築します。